気候変動や未利用資源を商品に パルシステム職員が投票で厳選
2026年3月30日
「商品づくり大賞」5商品を発表
パルシステム生活協同組合連合会(本部:東京都新宿区、理事長: 渋澤温之)は3月、2025年度に発売した新商品から職員の投票で選ばれた「商品づくり大賞」を発表しました。

生産地域への貢献などが評価
「商品づくり大賞」は、気候変動や未利用資源といった課題に対し、原料産地の地域づくりへの貢献や利用者の声の傾聴などの観点から、職員の投票で決定しました。受賞したのは、産地やメーカーとの協同により開発した5商品で、生鮮食品から雑貨まで幅広い分野にわたりました。投票では、開発の労をねぎらうコメントなども寄せられました。
受賞した商品と投票のコメントは、以下の通りです。
配達休みに産まれた産直たまご
年末年始の休業期間に産まれる卵を届ける商品です。「生き物は休まない」という生産現場の当たり前を伝え、配達から賞味期限までが約1週間と、通常より短い卵を応援価格で提供し、持続可能な生産に貢献しました。


【投票した職員のコメント】
・産地を応援する商品として、産地をよく知るきっかけになる商品だと思います。年末年始ならではの使い方提案と一緒に予約注文できたらよいと思いました。
・自身も利用者として注文し、普段作らないスイーツなどで卵料理を楽しむことができました。
【関連リンク】
「めぐる森」シリーズ
森の産直産地、南都留森林組合の『森を守る』という社会的価値をテーブルや脱臭剤、会員生協とともに配送トラックの荷台床などへ具現化しました。山林再生と循環型社会実現への一歩に繋がりました。

めぐる森の2WAYテーブル

めぐる森のステップチェア

めぐる森の脱臭剤「炭の恵み」

間伐材EVトラック(パルシステム東京)
【投票した職員のコメント】
・間伐材の商品化は何年も課題となっていました。商品化できたこと自体すごいことです。また、トラックの床材使用についてもパルシステムらしいと感じました。
・森林産直を盛り上げるために新しい商品にチャレンジしていて素晴らしいと思います。オシャレなインテリアを開発したのにも感動しました。
チルドの煮魚・焼魚シリーズ
冷凍が主流の中、レンジで1分と調理時間を省きながらふっくらした食感を両立したチルド魚惣菜です。パックのまま食べられる利便性と利用しやすい価格が利用者から支持を得ました。

(左上から)チルドの北海道さけの塩焼き(骨取り)、チルドのさばの塩焼(骨取り)、チルドのさばの味噌煮(骨取り)、チルドのさばのみぞれ煮(骨取り)、チルドのさわらの西京焼き(骨取り)、チルドの銀だらの西京焼き、チルドのからすかれいの西京焼き
【投票した職員のコメント】
・魚を食べたいけどグリルを使いたくない、という気持ちに応えてくれている商品。ハードルがぐっと下がりました。
・これからのシニア層のニーズである個食、魚、簡便需要に応える商品だと思います。今後さらなる品揃え増強に期待しています。
もみじ色ピーマン
ピーマンは暑さなどで熟度が進むと赤や黄色に色が変わり、苦みが減って甘みや酸味が増します。こうしたピーマンは、従来は「緑のピーマン」としては規格外品として扱われてきましたが、近年の猛暑で産地での発生が増えています。気候変動に悩む産地を食べて応援して食品ロスを削減しつつ、カラフルな見た目を前向きに楽しんでもらうために商品化しました。

(写真右)もみじ色ピーマン さまざまな変色の程度
【投票した職員のコメント】
・赤くなってきているピーマンをもったいないという発想ではなく、おいしく食べられて、素敵な印象を与えながら商品化できたという点が、今までの食品ロスの取り組みとは異なり、非常にポジティブな印象を持ちました。
・赤みが混ざっている方が甘みを増していることを知りませんでした。名称もかわいらしく、購入してみたいと感じました。
もったいない!瀬戸内海坊勢の産直えぼだいの甘酢炒め
未利用の小ぶりなエボダイを活用することで食品ロス削減に貢献するお料理セットです。水産産直産地坊勢漁協との連携を深めました。持続可能な水産業を支える商品です。


【投票した職員のコメント】
・未利用魚を上手に活用している点。天ぷらで食べやすく、味付けも甘酢ソースで子どもでも食べやすそうです。「もったいない」を活用しながら、漁業者を支えることができる商品だと感じています。
・産直産地で商品化できないエボダイをお料理セット用に開発し、レシピでもその活用を組合員に伝えている点がよいと思います。