在留外国人との地域共生を考える オンライン配信 10月10日(木)<募集終了>

2024年9月16日

322万人の文化・信条の違いを「わかりあう」

パルシステム連合会(本部:新宿区大久保、理事長:大信政一)は10月10日(木)10時から11時45分まで、在留外国人が抱える課題を伝えるオンラインイベントを開催します。文化や宗教、価値観の違いから生じる誤解や偏見を超え、多様な人たちとともに暮らせる地域社会の在り方を参加者とともに考えます。

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多国間の協同から未来の平和を

イベントで話をしてくれるのは、認定NPO法人茨城NPOセンター・コモンズ(水戸市大工町)の代表理事横田能洋さんとNPO法人アジア人文文化交流促進協会(JII:目黒区下目黒、石川憲彦理事長)の事務局長の楊淼(ヤン・ミャオ)さんです。在留外国人への生活支援などの経験をもとに、日本で暮らす外国ルーツの人々が抱える課題や、地域のなかでで1人ひとりができることを伝えます。

横田さんは、常総市が少子高齢化で人口減少するなか、在留外国人が増加している地域特性に対応し、就職支援やその子どもたちの就学を支援しています。人口流出で増加した空き家を改修し、外国人をはじめ地域の人々の暮らしを支援するシェアハウスやコミュニティカフェ、保育園を運営しています。在留資格や日常生活における困り事などの相談にも対応し、地域の人々がとも支え合えるまちづくりを目指しています。

楊さんはJIIで、日本人ボランティアと在留外国人をマッチングし、日常の交流を通して生活をサポートする「おとなりさん・ファミリーフレンド・プログラム」を運営しています。相談窓口や日本語学習の支援、交流会の開催などで、在留外国人が情報不足や孤立に陥らないよう多様な形で支援しています。東京を中心に、神奈川、千葉、埼玉などの都県で交流と支援の輪を広げています。

在留外国人に対し自らができることや2人の支援活動への質問もできます。国内には現在、322万人以上の在留外国人が居住しています。イベントを通して1人ひとり、誰もが参加できる多文化共生の社会づくりを考えます。

「“共に暮らす”を考える~真の多文化共生を目指して~」開催概要

【日時】2024年10月10日(木)10時~11時45分
【配信】Zoomミーティング ※後日録画視聴可
【参加申込】https://forms.gle/twg8zvfKZ7L2XbyT8
【申込締切】2024年10月8日(火)17時
【参加費】無料

【企画詳細】チラシPDF
【主催】パルシステム生活協同組合連合会平和・地域活動委員会
【講師プロフィール】

■横田能洋(よこた よしひろ)さん
千葉県出身、茨城大学卒業後、茨城県経営者協会で企業の社会貢献推進などを担当。
1998年、茨城NPOセンターコモンズを設立し事務局長に就任。市民活動団体向けの相談や研修や常総市での日系ブラジル人の就職や子の就学支援を開始。
2015年、鬼怒川洪水による拠点の被災を機に「助け合いセンターjuntos」を立ち上げる。被災後の人口流出などを受け、空き家を活用した多文化共生福祉のまちづくりに取り組む。

■楊 淼(ヤン・ミャオ)さん 
中国北京出身。心理学専攻。大手企業向けの人材育成、人事・組織コンサルティング会社で海外現地法人実務責任者を務めた。会社勤務の傍ら、日中間政治、経済、文化に関する国際専門シンクタンク会議で事務局兼通訳を担当。
2010年、NPOアジア人文文化交流促進協会を設立。日本に暮らす外国人住民への支援活動をしている。