政府「こども大綱」から子どもの現実を知る 「校内居場所カフェ」の事例報告も6月7日(金)〔神奈川〕

2024年5月20日

奨学生サポーターや応援団呼びかけも

生活協同組合パルシステム神奈川(本部:横浜市港北区新横浜、理事長:藤田順子)が設立した公益財団法人神奈川ゆめ社会福祉財団(本部:横浜市港北区新横浜、理事長:藤田順子)は6月7日(金)15時から、波止場会館(横浜市中区海岸通)で講演会を開催します。こども家庭庁「こども家庭審議会」の委員を務める土肥潤也さんが、政府が定めた「こども大綱」から、子どもが健やかに成長できる社会のあり方を提起します。事例報告では、料理研究家の長島由佳さんが「校内居場所カフェ」の活動から見た現状を語ります。

若者を後押しする大人の役割とは

こども家庭庁は2023年12月、「こども大綱」を定めました。「こどもまんなか社会」実現のため掲げる子ども政策の方向性が示されています。解説してくれるのは、子どもと若者の地域や政治への参加を支援するNPO法人やコンサルティング会社の代表を務める土肥さんです。土肥さんは学生時代から若者の社会参画を支援する活動に従事し、2019年から政府有識者会議などに参画し、子どもや若者が主体となった社会づくりの大切さを伝えています。

講演後の事例報告では、料理研究家の長島由佳さんから、子どもたちとのかかわりの中から見えてきた実情について話を聞きます。長島さんが温かい料理を提供する高校内の居場所「ようこそカフェ」では、大人に代わり家事やアルバイトなどに従事しながら就学する高校生の居場所づくりに取り組みます。この活動にはパルシステム神奈川も協力し、地元取引先からの食材提供なども実現しています。

生きづらさを抱える高校生に、ホッとできる場とあったかいご飯を。「校内居場所カフェ」という寄り添い型支援のかたち

高校生の学びを見守る応援団に

神奈川ゆめ社会福祉財団は、2018年から主に高校生を対象とする奨学金制度を運用し、2023年度末までにのべ93人の学生に返済不要の奨学金を給付しています。毎月1万円の奨学金と入学や卒業時の準備金給付による経済的支援にあわせ、学習支援や職場・仕事体験などを含む寄り添い型の支援を大切にしています。これらの活動資金を支えるのは、パルシステム神奈川利用者による「神奈川ゆめ奨学生サポーター」4,042人と財団を通じた「ゆめつなぐ応援団」による毎月数百円単位からの募金などです。

パルシステム神奈川では講演会の開催に合わせ、5月13日から宅配利用者に参加を呼びかけるチラシ配付をしています。
チラシPDFはこちら

財団も随時、HPなどで募金への協力を呼びかけています。
https://kanagawa-s.or.jp/support-2/

パルシステム神奈川はこれからも、子どもたちの成長を見守るさまざまな団体と連携し、誰もが活躍できる社会づくりをめざしします。

若者が主役になれる社会とは~大人が果たすべき役割~開催概要

【開催日時】2024年6月7日(金)15時~17時30分

■基調講演「若者が主役になれる社会とは~大人が果たすべき役割~」
講演者:土肥 潤也 氏(NPO法人わかもののまち代表理事/株式会社C&Yパートナーズ代表取締役)

■事例報告「ようこそカフェや夜間学級の活動にかかわって」
報告者:長島 由佳 氏(料理研究家/食育コーディネーター/ユカナガシマクッキングサロン主宰)

【開催会場】波止場会館(横浜市中区海岸通1-1)
【会場地図】http://www.y-port-kousei.or.jp/kaigisitsu/hatoba/access.html
【アクセス】みなとみらい線「日本大通り駅」下車徒歩5分、JR根岸線「関内駅」下車徒歩15分
【参加申込】https://kanayume-kouenkai2024.peatix.com
【申込締切】会場5月23日(木)16:00/オンライン6月6日(木)12:00
【参加費】無料
【企画詳細】https://kanagawa-s.or.jp/kouenkai_2024/

イベントチラシPDFはこちら