家事をチーム化して『家族ごと』に! もっといい明日へ 超えトーク「家事シェアで新生活を楽しもう」を開催しました。
2024年5月17日
パルシステム連合会は4月13日(土)、家事シェア研究家でNPO法人tadaima!代表の三木 智有(みき ともあり)さんを招き、「家族と家事をシェアするコツ」について学ぶオンライントークイベント「超えトーク(*)」を開催し、組合員など159アカウントが参加しました。
*パルシステムでは2022年より「もっといい明日へ超えてく」を掲げて、一人ひとりの行動で未来が楽しみになるサステナブルな活動に取り組み、社会課題やくらしの悩みなどをテーマにオンラインイベントを開催しています。
いま、わたしに合う家事シェアは?
開会にあたり当会商品委員会・樋口民子委員長(パルシステム埼玉理事長)は、「今の時代は暮らし方、家族の在り方もさまざま。家事シェアのあり方も正解はひとつではない。みんながごきげんでいられるように、三木さんといっしょに家事シェアについて考えていければ」とあいさつしました。
「“わが家の家事をチーム化して『家族ごと』にしていこう”が、みなさんに一番伝えたいテーマ」と三木さん。家事の現状として「1日の中で夫が家事をする時間は妻の約4分の1だが、男性もほぼない自由時間を家事育児に使っている」と統計で示し、「男性ももっと企業から『家族と暮らしを営む権利』を取り戻す戦いをはじめていかなくては」と話します。
家事シェアメソッドでは、チーム家事スタイル4つを紹介。それぞれのスタイルの運用方法とコツについて話した後、「どのスタイルがいいというのはない。家族の事情や環境によって変えるなど、自分たちなりにベストなやり方を見つけてみてください」とコメント。
メソッドや便利なサービスを家事シェアのきっかけに
さらに「今日からできるもう一つの家事シェアメソッド」として“いっしょに家事をやる”同時進行型の「パラレル家事」について説明し、「家事育児の負担、不満などイライラの原因を知れば、何が必要かもわかる」、「『お皿洗いをしていないほうは洗濯をする』といった自分たちのルールを作ることで家事がスムーズになる」と話しました。
最後に「チーム家事メソッドは家族の助け合いを仕組み化する方法でもあり、取り入れられるところは取り入れてもらいたい。チーム家事シェアで家族との暮らしを楽しんでいただけることが願いです」とまとめました。
参加者からは、「家事シェアの負担と不満の話などモヤモヤの解像度が上がり、手がかりが掴めたように感じた」「家事の不満が共有でき、前向きに考えられそう」「家事の考え方やコミュニケーションの取り方の大切さを確認するきっかけになった」といった感想が寄せられました。
【講師プロフィール】
三木 智有 氏(家事シェア研究家・NPO法人tadaima!代表)
内閣府「男性の暮らし方・意識の変革に関する専門 調査会」委員。(2019年)日本で唯一の家事シェア研究家として、”10年後、20年後も「ただいま!」って帰りたくなる家庭にしよう!”をスローガンに家族の家事シェアを当たり前にする活動を行う。男性に家事に取り組むことの大切さを知ってもらいたいと、行政や自治体での講演や、執筆活動を進めている。近著は「家事でモメない部屋づくり」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、「子育て中の片付けは 週3回の『とりあえずキレイ』でいいんです!」(kindle出版)、「日本唯一の家事シェア研究家が導き出した 家族全員自分で動く チーム家事」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
【関連リンク】
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