予約登録米の登録数が3年連続20万人突破 食べると作るで支えあう田んぼの未来

2016年6月2日

パルシステム連合会では毎年、田植え時季に予約を募り、収穫から年間を通じて定期的に届ける「予約登録米」の登録を呼びかけています。2016年産は、登録数が21万5千人、31万点を超えました。これからも田んぼと食卓をつなぎます。

 

米の生産を予約でサポート

予約登録米は、1993年の冷害による米不足を契機として1995年に始まり、2016年で21年目を迎えます。田植えの段階で産地と1年間の契約を結び、4週に1回、定期的に届けます。不作や震災などで調達が厳しくなったときも、登録者を優先して届ける安定した制度です。

パルシステムの予約登録米は、すべて産直産地で生産された米で、化学合成農薬や化学肥料にできる限り頼らず栽培されます。こうした環境保全型の米作りは、生産者にとって手間がかかり、田植え前から出荷が約束されていることが、安心した米作りにつながります。予約登録米は、生産者のリスクを軽減する制度にもなっています。

東京ドーム855個分の水田面積

2016年産の予約登録米は、登録人数が21万5,001人(前年比106.7%)と3年連続で20万人を超えました。1年間利用すると、数量は31万8,850点(同103.9%)で、1人当たり年間消費量換算でおよそ32万人分になります。

また、農地面積に換算すると約4,000ha(40平方km)となります。これは、日本の領土面積(38万平方km)の1万分の1です。東京ドーム約855個分、パルシステム連合会の本部所在地である新宿区の約2.2倍の面積です。
※参考資料:面積調査、作物統計、食料需給表(いずれも農林水産省)