PB菜種油の産地、カンガルー島が暴風雨被害 「非遺伝子組換え」でつながる海外産地へエール
2016年11月22日
南オーストラリア州は9月末に大規模な風水害に見舞われました。パルシステム連合会は一日も早い復旧を祈念し、現地の生産者団体へ応援メッセージを送りました。
50年に1度の風水害が産地を直撃
パルシステムのオリジナル商品「圧搾一番しぼり菜種油」は100%非遺伝子組換えの菜種を使用しています。現在、日本で流通している菜種油の9割以上は、遺伝子組換え原料を使用していると言われており、非遺伝子組換え原料の確保は年々厳しくなっています。パルシステムでは、この限られた非遺伝子組換え原料を求めて、南オーストラリア州・カンガルー島の生産者団体である、カンガルー・アイランド・ピュア・グレイン社(KIPG)と協定を結び、交流を続けています。今年8月下旬にもパルシステム・グループの代表が現地を訪問しました。同州政府は少なくとも2019年までは遺伝子組換え作物の栽培禁止を貫くと方針を表明しています。
乾季に入る今年9月、「50年に1度」と言われるほどの暴風雨が南オーストラリア州を直撃しました。昨年はおよそ20mm/月であったところ、120mmもの降雨量を記録し、多くのほ場が浸水や暴風による倒伏被害を受けました。現在、状況は落ち着きつつありますが、収穫の遅れや収量の減少が見込まれます。パルシステム連合会では、産地の状況を憂慮し、応援メッセージを送りました。内容は以下のとおりです。
海を越えたパートナーへメッセージ
いつもパルシステム事業へのご理解をいただきありがとうございます。
9月末の活発な雨雲の影響で南オーストラリア州・カンガルー島では、激しい風雨による被害を受けたとのお知らせをいただきました。
被害にあわれた、KIPG生産者のみなさまに心よりお見舞い申し上げます。
非遺伝子組み換えの菜種を栽培する、カンガルー島の生産者のみなさまは、パルシステムにとって力強いパートナーです。
交流を始めて10数年、交流も盛んになったこの関係を今後も続けていきたいと思っています。
今回の災害からの一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
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パルシステムの商品|圧搾一番しぼり菜種油
【動画】「一番しぼり」の油ができるまで 『圧搾一番しぼり菜種油』編 生協の宅配パルシステム