10/18(木)「エコシュリンプ」生産者がインドネシアから来訪 えび養殖と北海道野付漁協との連携の現状を聞く

2012年10月12日

パルシステム連合会は10月18日(木)、東京・新宿区の東新宿本部にてインドネシアから「エコシュリンプ」生産者を招き、交流会を開催します。伝統的手法で環境への負荷が少ない粗放養殖の現状と、植樹活動などで連携する北海道野付漁協との取り組みについて紹介します。

環境保全型の伝統的な養殖手法を守る

パルシステムの「エコシュリンプ」は、インドネシアで伝統的に続く「粗放養殖」で育てられたブラックタイガーです。粗放養殖とは、狭い池に大量の地下水をくみ上げ抗生物質や人工飼料などを投与する近代的な養殖手法と異なり、自然に海水と淡水が交わる汽水域を利用し低い密度で育てます。

近代的な手法は、地下水の枯渇や病気のまん延により池自体はもちろん周辺地域の生態系に影響を与えかねません。それに対し粗放養殖は、環境が保全できるだけでなく、薬物などに頼らない安全性の高いえびが収穫できるのも特徴です。

また、2012年3月には、同じパルシステムの産直産地、北海道野付漁協がインドネシアの産地を視察に訪れ、野付漁協がパルシステムと取り組む植樹活動を紹介。環境保全活動を通じた連携を確認しています。

交流会では、粗放養殖についての説明やエコシュリンプの特徴、野付漁協との連携などを紹介し、質疑応答などが行われる予定です。

池にマングローブを植えるエコシュリンプの生産者

池にマングローブを植えるエコシュリンプの生産者

エコシュリンプ生産者交流会

日時:
2012年10月18日(木)午後2時~4時~
場所:
パルシステム連合会東新宿本部2階 多目的ルーム
(東京都新宿区大久保2-2-6 地下鉄東新宿駅徒歩5分、JR新大久保駅徒歩10分)
出席者:
生産者2名、現地生産法人スタッフ、パルシステム役職員ほか


「エコシュリンプ」(パルシステムの商品)

野付植樹協議会がインドネシア・エコシュリンプ産地を視察