大隅地区養まん漁業協同組合がうなぎ1万2千食を提供 「うなぎで元気に!」被災地を盛り上げます

2011年5月19日

パルシステムでは、組合員、産直産地、メーカーなど多くのみなさんとともに東日本大震災の被災者を支援しています。このたび産直産地の大隅地区養まん漁業協同組合の協力を得て、被災地にうなぎを届けます。5月20日(金)には福島県いわき市で「うなぎデー」を開催します。

パルシステムは、震災発生以降、様々な支援に取り組んできました。その一環として5月20日(金)、福島県いわき市でうなぎを提供し被災地を激励する「がんばっぺ・いわき・大隅うなぎデー」を開催します。

今回の支援は、パルシステムの商品担当者とうなぎの産直産地である大隅地区養まん漁業協同組合(以下大隅養まん組合)との打ち合せの中で生まれました。パルシステムが実施している炊き出しや学校給食への食材提供の取り組みに共感し、12,000食分の提供を申し出てくれました。

提供されたうなぎのうち、6,600食分が福島県いわき市での「がんばっぺ・いわき・大隅うなぎデー」にて提供されます。5,400食はパルシステムとあいコープみやぎが協同して展開している宮城県石巻市での炊き出しで被災者のみなさんに提供します。

提供される大隅のうなぎ

提供される大隅のうなぎ

復興祈願し「がんばっぺ・いわき・大隅うなぎデー」

「がんばっぺ・いわき・大隅うなぎデー」では、市内各所にうなぎを提供します。勿来(なこそ)災害支援ボランティアセンター等へ、いわき市の復興を願ってうなぎを提供した大隅養まん組合の楠田茂男組合長をはじめ生産者のみなさんと、パルシステム福島をはじめとするパルシステム関係者が訪問します。

その後、いわき市の避難所や、学校給食、自衛隊臨時支援基地、災害ボランティアセンターにてうなぎを提供し、交流を深めます。うなぎを食べて「元気」と「復興への決意」共有する予定です。

避難されているみなさんへの食事の提供は、どうしても決まったメニューになりがちです。その中でうなぎは、これまでにないメニューとして、喜ばれることと考えています。

「がんばっぺ・いわき・大隅うなぎデー」概要

日時:
5月20日(金)
来訪者:
大隅地区養まん漁業協同組合 楠田茂男組合長 ほか 計3名
訪問先:
09:00
いわき市勿来(なこそ)地区災害支援ボランティアセンター

【いわき市錦町原田148-1(株)クレハ いわき事務所鷺内社宅跡】

11:00
自衛隊災害支援駐屯地

【いわき市常磐水野谷町竜ケ沢308二十一世紀の森公園グリーンスタジアム】

13:00
県鮑雲丹(あわびうに)増殖協議会

【いわき市中央台飯野4-3-1福島県水産会館】

14:30
福島県漁業協同組合連合会本部

【いわき市中央台飯野4-3-1福島県水産会館】

大隅地区養まん漁協協同組合とパルシステム

パルシステムと大隅地区養まん漁業協同組合は協定を締結。2001年より毎年職員が漁業組合を訪問し、大隅のうなぎについて理解を深めています。養殖から加工・流通まで一貫して行っており、加工日や養殖池までトレース出来ることが特徴で、職員は学びながらうなぎ生産者と交流を深めています。

大隅地区養まん漁協からいわき市のみなさんに向けたメッセージが届いています。

メッセージ

 

ガンバロー日本!
ガンバロー東北!
ガンバロー福島!
ガンバローパルシステム福島!

3月11日に発生した東日本大震災では、大地震、大津波、そして原発事故により被災された皆様に心からのお見舞いと、残念ながらお亡くなりになられました皆様に心からの哀悼の意を表するものでございます。叉、発生後2カ月を経過し尚、避難所生活で困難な暮らしを余儀なくされておられる皆様、ライフラインの未復旧により尚、ご不便な生活を余儀なくされておられるたくさんの皆様の忍耐強い復旧、復興へのご努力に心からの敬意を表するものでございます。

鹿児島県大隅地方で暮らす私達も、未曾有の大震災を目の当たりにし、改めて先人の生活の知恵と教えを守る事の大切さと同時に、自然の猛威の前に考えられる限りの「命と財産を守る」対策を講じ、そしてエネルギー政策について改めて「安全」「安心」と云うキーワードで考え直す機会を頂く事となりました。私達も可能な限りの協働をさせて頂き、自らの事として政策問題にも発言、行動をして行きたいと思います。今しばらくは大変な状況が続くものと思われますが、世界に評価された「日本人魂」で共に頑張って行きましょう!

本日は書面でありますが、復旧、復興への互いの健闘の一助になればと思い、私達が丹精を込めて育てた健康で安全な「国産ウナギ」を地域の皆様、支援で活動されている自衛隊員の皆様、献身的に活動されるNPOの皆様に食べて頂きたくパルシステムグループの会員生協であるパルシステム福島さまを通じてお届けをさせて頂きました。

5月20日をいわきの皆様と、鹿児島県大隅地区との友情の日として、後世にまで残して行く事が出来る様、「友情!ウナギデー」として確認し、未来を担う子供たちに、そして復興への力強い歩みを進める全ての仲間達に健康で美味しいウナギをおなか一杯食べて頂き、ガンバロー福島!ガンバローいわき!へのメッセージとさせて頂きたいと存じます。

 

2011年5月20日
大隅地区養まん漁業協同組合
代表理事組合長  楠田 茂男