2/20(土)14時〜オンライントークライブ “世界が転換する時代の「台所サバイバル」”

2021年1月25日

調査結果からも、コロナ禍において食卓環境に変化がみられました。これまでパルシステムでは、産直を中心に「人と人が直接つながる」活動を展開してきましたが、困難な状況が続くなか、持続可能な社会づくりの実現へ向けた新しいコミュニケーション手法の確立が求められていると認識しています。

このたび、パルシステムと農文協による共同企画「かんがえるタネ」シリーズの関連企画として、これまで出版された2作品の作者を招きオンライントークライブを開催します。食文化史と台所、歴史研究と哲学という多角的なアプローチから、「コロナ後の食卓」を考えます。

「コロナ禍で変化する食卓の変化」は?  “コロナ後の食卓”考えるオンライントークライブも

「かんがえるタネ」シリーズ

パルシステムと農文協による共同企画「かんがえるタネ」シリーズは2019年3月、第1弾「食べるとはどういうことか 世界の見方が変わる三つの質問」(藤原辰史著)を出版。第2弾として2020年3月、『うおつか流 食べつくす!――一生使える台所術』(魚柄仁之助著)が発行されました。

開催概要

日時: 2021年2月20日(土)14時~15時30分
14:00 開始、説明
14:10 2人からのプレゼンテーション(10分×2)
14:30 トークセッション(45分〔15分×3テーマ〕)
15:15 質疑応答・フリートーク(15分)
15:30 閉会挨拶
登壇者: 藤原辰史、魚柄仁之助、湯澤規子(進行)
ご視聴方法: YouTube Live(パルシステム公式YouTubeチャンネル)

質疑応答はライブチャットにてお受付いたします。

対象: 組合員および一般の方(※)
参加費: 無料
主催: パルシステム生活協同組合連合会、農山漁村文化協会 協力:パルシステム・リレーションズ

※組合員および一般の方は、オンライン限定開催とし会場参加は募集しません。
メディアの方でご希望のある場合はご来場可能です。
ご希望の場合は資料下部のお問合せ先へご連絡ください。個別にご連絡させていただきます。
なお、本対談はアーカイブのほか、ダイジェスト版としてパルシステム公式YouTubeでの公開も予定します。

登壇者プロフィール

藤原辰史(ふじはら たつし)

1976年北海道生まれ。島根県育ち。1999年京都大学総合人間学部卒業。2002年京都大学人間・環境学研究科中途退学。東京大学農学生命科学研究科講師などを経て、2013年より京都大学人文科学研究所准教授。専攻は農業史。著書:『ナチス・ドイツの有機農業』(柏書房)、『給食の歴史』(岩波新書)、『分解の哲学』(青土社)など。2019年3月に『食べるとはどういうことか--世界の見方が変わる三つの質問』(農文協)を上梓。

魚柄仁之助(うおつか じんのすけ)

1956年福岡県生まれ。食文化史研究家。食文化史の研究の中で身に着けた知恵を、自ら日々実践し続けている。著書:『冷蔵庫で食品を腐らす日本人』(朝日新聞社)、『食べかた上手だった日本人』(岩波書店)、『食育のウソとホント』(こぶし書房)など。2020年3月、『うおつか流 食べつくす!――一生使える台所術』(農文協)を上梓。パルシステムでは、カタログ「きなり」表紙でのインタビューのほか、インターネット注文アプリ「タベソダ」連載の『腸活レシピ』、情報メディア「KOKOCARA」連載『今日からできる台所術』などを監修。

湯澤規子(ゆざわ のりこ)(進行)

1974年大阪府生まれ。97年筑波大学第一学群人文学類卒業。2003年筑波大学大学院歴史・人類学 研究科単位取得退学。筑波大学生命環境系准教授などを経て2019年より法政大学人間環境学部教授。  専攻は歴史地理学、農村社会学、地域経済学。著書に『7袋のポテトチップス―食べるを語る、胃袋の戦後史』(晶文社)、『胃袋の近代―食と人びとの日常史』(名古屋大学出版会)など。2020年10月「ウンコはどこから来て、どこへ行くのか ──人糞地理学ことはじめ 」(ちくま新書)が発売。

農文協・パルシステム共同企画「かんがえるタネ」シリーズとは

パルシステムと農文協による共同企画「かんがえるタネ」は、10歳代後半から20歳代前半の年齢層をターゲットにした書籍シリーズです。2019年3月、第1弾「食べるとはどういうことか 世界の見方が変わる三つの質問」でスタートしました。京都大学の藤原辰史准教授による「食べる」ということをめぐる3つの問いを軸に、中高生とともにその本質に迫りました。藤原さんは4月にWebコラム「パンデミックを生きる指針——歴史研究のアプローチ」を公開し話題を呼びました。

第2弾として2020年3月、『うおつか流 食べつくす!――一生使える台所術』(魚柄仁之助著)が出版されました。本書は、パルシステムの情報メディア「KOKOCARA」の連載「今日からできる台所術」から生まれ、2本の記事が収録されています。非正規労働者の増加など格差が広がり、家賃や携帯代金など、生活のため黙っていても使ってしまうお金が増えるなかで、若者は食費を切り詰めて不健康な生活に陥りがちです。これからの格差社会を生き抜くために、しっかりした食のスキルを身につけるのにぴったりの1冊です。

本件に関するお問い合わせ先

パルシステム生活協同組合連合会 渉外・広報室
E-mail:pr@pal.or.jp