支援金付き菜種油にご協力ありがとうございました 森林火災被害のカンガルー島に111万円を送付
2020年6月16日
昨秋からオーストラリアで続いた大規模な森林火災により、被災されたみなさまへ心からお見舞い申し上げます。
この森林火災はパルシステムのPB商品「圧搾一番しぼり菜種油」の原料・非遺伝子組換え菜種の産直産地カンガルー島にも甚大な被害をもたらしました。パルシステムグループでは発災当初より情報を収集し、応援メッセージや現地の復興基金へ支援金を送付(160万円)するなどしてきました。
商品1点につき10円を現地の復興基金へ
さらなる応援として「圧搾一番しぼり菜種油」を、期間限定で支援金付き商品として企画しました。初回となる3月3回には、過去最高となる7万点以上ものご注文が寄せられました。商品1点注文につき10円を現地の復興基金に送金する本企画は、2020年3月3回~4月3回まで実施し、支援金の合計は約111万円となりました。多くのご賛同に心から感謝申し上げます。
※合計注文数:11万1,170点/111万1千円を送金(2020年6月17日追記/9月28日金額を修正)
現地より感謝の言葉が続々到着
取り組みにあたっては、当会専務理事・渋澤温之よりビデオメッセージを現地関係者へ送付しており、カンガルー島市長からは「素晴らしい。被災地をさまざまな形でご支援いただいたことに、たいへん感謝しています」との謝辞がありました。また5月25日付で、南オーストラリア州のホン・ティム・ウィットストーン一次産業・地域振興大臣より「島内の被害は深刻で、復興には長い時間が必要です。パルシステムのみなさんによる、カンガルー島コミュニティへの継続的な支援に感謝しています」との手紙が届いています。
支援金は「カンガルー島火災の復興のための基金(KI Mayoral Relief and Recovery Bushfire Fund)」へ6月12日に送金し、家屋や建物の復旧、人的支援などに活用されます。
100%非遺伝子組換えの「圧搾一番しぼり菜種油」
パルシステムのオリジナル商品「圧搾一番しぼり菜種油」は100%非遺伝子組換えの菜種を使用しています。現在、日本で流通している菜種油の9割以上は、遺伝子組換え原料を使用していると言われており、非遺伝子組換え原料の確保は年々厳しくなっています。パルシステムでは、この限られた非遺伝子組換え原料を求めて、南オーストラリア州・カンガルー島の生産者団体である、カンガルー・アイランド・ピュア・グレイン社(KIPG)と協定を結び、交流を続けています。昨年9月上旬にもパルシステムグループの代表が現地を訪問しました。
南オーストラリア州では、今春の法改正により、2021年から遺伝子組換え作物の栽培が認められる状況となっていますが、カンガルー島では引き続き、遺伝子組換え作物の栽培が禁止される予定です。
オーストラリア大規模森林火災 支援金を送付しました|2020年1月28日