東京都庁下で生活困窮者へ食品を提供
2020年4月15日
派遣切り、ネットカフェ難民――コロナの影響が顕在化
パルシステムは4月11日(土)、生活困窮者への食品提供や、くらしと健康相談会を行う「新宿ごはんプラス」に協力し、バナナやミニトマトなどの食品を提供しました。来訪者の中にはネットカフェの休業で寝泊りする場を失った人も増えており、生活や健康に関する相談にも対応しました。
約110人へバナナやトマトなどを提供
当日は、電話やメールによる相談やSNSなどで活動を知った110人ほどが来訪し、食材を受け取りました。あわせて、医師による健康相談や、生活相談も行われました。参加する認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事長の大西連さんは「いわゆる派遣切りやネットカフェ難民といわれるような立場の人が、3月から増えています。感染防止を徹底しながら、支援の輪を広げたいです」と語りました。
活動は2014年から、食材や弁当を提供するほか、医療専門家による健康相談や自立支援に向けた生活相談などを実施しています。パルシステムグループは、開始当初から参加し、青果専門会社の株式会社ジーピーエスを通じて青果を提供しています。また、配送業務を受託する株式会社ロジカルなども参加し、物資の運搬などに協力しています。
パルシステムグループでは、2008年の「年越し派遣村」を契機に、生活困窮者への支援活動に取り組んでいます。