パルシステムが企画協力『食べるとはどういうことか』(農文協)3/1発売 中高生8人が藤原先生と「食べる」をめぐり激論

2019年3月1日

パルシステムが企画協力した書籍『食べるとはどういうことか』(農文協)が3月1日(金)、発売されました。藤原辰史・京都大学准教授が10歳代の中高生8人と繰り広げる「“食べる”版 白熱教室」です。

食と農を追求する3者がコラボレーション

『食べるとはどういうことか』は、藤原准教授がパルシステム組合員の家族である中高生8人と「食べる」をテーマに語り合いました。「今までに食べた中で一番おいしかったものは」といったシンプルな問いを皮切りに「食べること」「食べるもの」の価値や役割から「生命とは」「生きるとは」へと、哲学的な話題に発展していきます。議論の間には藤原准教授によるエッセイも収録されています。

農業史などを専門とする藤原准教授と『現代農業』はじめ農業や食文化に関する書籍を出版する農文協、産直を通じて食と農をつなげる活動を続けるパルシステムの3者がコラボレートし「食べるとはどういうことか」を追求しました。

かんがえるタネ 食べるとはどういうことか 世界の見方が変わる三つの質問
著者:藤原辰史 著
定価:1,620円(税込)
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:四六 176ページ

 

著者プロフィール
藤原辰史(ふじはらたつし):1976(昭和51)年北海道生まれ、島根県育ち。京都大学人文科学研究所准教授。専門は農業技術史、食の思想史、環境史、ドイツ現代史専攻・農業史。著書に『ナチスのキッチン』(水声社、2012年/増補版共和国、2016年)、『戦争と農業』(集英社インターナショナル新書、2017年)、『給食の歴史』(岩波新書、2018年11月)など。『ナチスのキッチン』で河井隼雄学芸賞受賞。日本ドイツ学会理事。日本農業史学会理事。

▽関連情報
パルシステムの情報サイト「KOKOCARA」でダイジェスト版を掲載しています
「食べるって何だろう?」中高校生と京都大学の藤原辰史先生が、食べることをとことん哲学してみた