「さようなら原発全国集会」を開催 8千人による「原発はいらない」
2018年9月21日
パルシステム連合会は9月17日(月・祝)、東京・渋谷区の代々木公園で「さようなら原発全国集会」に参加しました。原発に頼らない社会の実現を訴えました。
パルシステム連合会では原発に頼らない社会の実現のために、エネルギー政策を策定し、協同の力で生活者がエネルギーを選択できる社会をめざしています。
地震が多い日本と原発リスク
「さようなら原発全国集会」は9月17日(月・祝)、東京都渋谷区の代々木公園で開催され、約8千人(主催者発表)が集いました。俳優の木内みどりさんの司会により、呼びかけ人でルポライターの鎌田慧さん、作家の澤地久枝さんなどが登壇し、政府や社会に対して原発に頼らないエネルギー政策の実現を訴えました。
東京電力福島第一原発事故から7年半をむかえた今も、6万人近い人々が苦しい避難生活を余儀なくされ、補償の打ち切り、帰還の強制など、被災者には厳しい対応が推し進められています。
政府は2016年12月に福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」の正式廃炉を決定しましたが、「核燃料サイクル」を軸とする日本の原子力政策そのものが見直されたわけではありません。原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟会長の吉原毅さんは、地震が頻発するリスクついて触れ「原発の建物が地震に弱い事実は一般家屋と比較しても明らかです。みなで原発をなくしましょう」と述べました。
集会の後、参加者は渋谷と原宿方面に分かれてパレードし、原発再稼働への動きや原発事故被災者を切り捨てるような政策に対して、道行く市民に断固反対を訴えました。
「阻止ネット」とパルシステム
阻止ネットは2007年、使用済み核燃料の再処理工場本格稼働に反対することを目的に設立しました。呼びかけ団体はパルシステム連合会のほか、生活協同組合あいコープみやぎ、グリーンコープ共同体、生活クラブ事業連合生活協同組合連合会、NPO日本消費者連盟の5消費者団体で構成され、現在は原子力発電に頼らない社会の実現を呼びかけています。