「ほんもの実感!」くらしづくりアクション感謝の集いを開催 SDGsアワード受賞を喜びあう

2018年3月8日

成果を共有し、感謝状を贈呈しました

関係する一人ひとりが受賞者

今年で5年目を迎える「ほんもの実感!」くらしづくりアクションは、「消費者一人ひとりの“選択”こそが世の中を変える力を持つ」という呼びかけのもと、パルシステムの「商品づくりの基本」に沿って作られた商品(=ほんもの)の利用を広げる運動です。今年度もパルシステムを体現しているPB商品や、産直原料使用商品、組合員開発商品を中心とした学習会を重ね、商品のよさを職員と組合員がともに、広く伝える取り組みを行いました。

“選ぶ”で変わる 「ほんもの実感!」くらしづくりアクション

商品づくりの考え方

2月24日(土)に東京・港区のホテルJALシティ田町で「ほんもの実感!」くらしづくりアクション感謝の集いを開催し、関係者で1年間の成果を共有しました。パルシステムグループ役職員、組合員、取引先メーカー、生産者など185名が参加しました。

主催者であるパルシステム連合会商品委員会の反町幸代委員長(パルシステム群馬理事長)は、昨年末に「ほんもの実感!」の取り組みで受賞した第1回ジャパンSDGsアワードに触れ「関係するみなさん、一人ひとりの力で受賞にいたったと考えています。商品の利用、選ぶ行動がよりよい社会づくりにつながるよう、さらなる活動の発展に尽力したいです」と話しました。配送職員や組合員を中心とした対象商品の学習会には、1月末までに約1万5千人の参加がありました。対象商品(食品)の利用も前年比103%を超えて伸張しており、組合員のみなさんから高い支持を集めています。

「ジャパンSDGsアワード」を受賞しました 組合員の“選ぶ”でつくる社会づくりが評価

PB商品「圧搾一番しぼり菜種油」を提供する平田産業有限会社・平田孝一さんは「油の良さを伝える、ということは非常に難しいにも関わらず、配送センターでの職員学習会では熱心に学ばれるようすが印象的でした。こうしたみなさんの取り組みが支えとなり、産地である南オーストラリア州政府は、遺伝子組み換え菜種の禁止を2019年からもう6年延長すると発表しました。たいへん感動しています」と、活動を評しました。

対象商品を使った料理を味わいました

商品の先にめざす持続可能な社会

式中には、対象商品を材料にした料理を囲み、運動の広がりに貢献した会員生協のセンターや、取引先であるメーカーへの感謝状の贈呈、また具体的な取り組み事例について報告がありました。パルシステム連合会・渋澤温之常務執行役員は「私たちの先には“地域”があり、持続可能な社会をつくるという願いがあります。これがただの商品とは違う、強みです。40年におよぶこれまでのあゆみを確認しながら『つくる人、食べる人』の関わりを大事に深めていきましょう」と呼びかけ、会場からの大きな拍手で締めくくられました。