年末年始を乗り切れるよう 食料を通して生活困窮者への支援活動に協力
2018年1月11日
パルシステム連合会は、生活に窮しているみなさんを対象にした支援活動に協力しました。実施した相談会では、すぐ食べることが可能な食料品として、パン150食分を提供しました。
年末年始を乗り切るための食料支援
パルシステムグループは2017年12月27日(水)、東京・新宿区の日本司法書士会館で生活困窮者を対象に開催した年末相談会に支援物資としてパンを提供しました。
相談会のみならず、アウトリーチ活動(直接訪問する活動)にも活用したいとの主催側からの要望で、賞味期限の長いパン(ロングライフパン)をパルシステム連合会の子会社である㈱パルブレッドから手配し、提供しました。年末年始は日雇いなどの仕事が減少し、生活保護申請の行政窓口が閉まる、1年でもっとも厳しい時期でもあるため、食料品の提供はとても喜ばれました。
2010年から開催されている相談会は、毎年20~30件の利用があります。年々、相談者数が減少しており、その理由としては、周知する手段でもあるアウトリーチや炊き出し活動の頻度が減っていることも一因です。その根幹には、それらの活動をサポートするボランティアの人手不足という課題も抱えています。
多様化する生活困窮者の実態
今回参加の司法書士は「近年の傾向としては女性の相談者も多く見られ、その内容にはDVや離婚問題に関するものも含まれます。また別の相談会ではありますが、外国籍の利用者も増えてきています。貧困、コミュニケーションの問題、ケースワーカーとうまくいかない事例など相談内容も様々です」と話していました。
パルシステムの「くらしの相談ダイヤル」を運営する一般社団法人くらしサポート・ウィズも協力を続けています。