パルシステム板倉食品加工センターが完成 さらに愛される「お料理セット」をめざします
2017年9月25日
パルシステム連合会が群馬県板倉町に建設を進めていた食品加工センターが完成し、9月19日(火)、開所式を行いました。これにより「お料理セット」を中心とした商品で、開発から製造までの一貫生産が可能となります。
再生可能エネルギーや震災復興にも貢献
「板倉食品加工センター」は、「パルシステムお料理セット」で使用するカット野菜の製造工場として稼働を開始しました。野菜カット設備のほか、食材のセットライン、検査、試作などの施設も備えており、商品の開発から製造まで一貫した生産が可能となります。
将来的には、産直青果を活用したサラダ用のカット野菜や総菜類、高齢者・少人数家庭向けの商品開発と製造も検討していきます。
また、震災復興の一環として入り口や食堂などの壁面には、東日本大震災で被害を受けた宮城県栗原市と南三陸町などの杉を使用。最大発電量20kwを有する太陽光発電施設や照明のLED化など、環境に配慮した施設を導入しています。
町長「地域の顔となる存在を期待します」
開所式には、パルシステムグループ役職員や設計・施工・設備関連の関係者のほか、地元板倉町の栗原実町長、群馬県企業局の関勤企業管理者などのみなさんも参加し、開催されました。
あいさつした石田敦史・パルシステム連合会理事長は「山形県にハム・ソーセージ工場を開設して以来、パルシステムグループとしては5つめの食品製造工場となります。衛生管理を徹底しながらパルシステムらしい商品を開発・製造し、組合員のくらしに貢献できる施設となることを期待します」と話しました。
栗原町長は「パルシステムは、生協のなかでも先駆的な役割を果たしてきており、社会的責任ある組織が板倉町へ進出したことを心強く思います。“地域の顔”となる存在へ発展することを期待します」と祝辞を述べました。