映画『みんなの学校』上映会を開催 かかわりあい育ちあう
2017年8月17日
大阪市立大空小学校の一年を追ったドキュメンタリー映画『みんなの学校』上映会を、7月29日(土)にパルシステム連合会東新宿本部で開催しました。定員をはるかに超える応募があり、午前と午後の2回に分けた上映会は、どちらも会場がほぼ埋まるほどたくさんの来場がありました。
共生の社会はパルシステムの理念
冒頭、パルシステム連合会・石田敦史理事長があいさつし、1年前に障がい者施設で起こった痛ましい事件にも触れながら、障がいの有無によって区別され差別を生む社会への懸念や、パルシステムの理念である「共生の社会づくり」の大切さについて述べました。
午前の部のみ行なわれた本映画の監督・真鍋俊永さんの講演会では、取材の経緯や学校内での撮影エピソード、作り手の思いについて話がありました。「ルールなんて子どもたちにとっては少ないほうがよいのです。学校は誰のための場であるのか。私たちがもう一度考えなおすことが大切」というメッセージを来場者に投げかけました。この日は午前午後ともに、上映に加えて、元校長の木村泰子さんからいただいた動画メッセージも披露しました。木村泰子さんについては、パルシステムが発行する地域活動月刊誌『のんびる』7月号でも紹介しています。詳しくはこちらから
周囲が変われば子どもが変わる
来場者からは「この映画を観ることができて本当によかったです。『共に学ぶ』という意義をしっかり認識できました」、「私の子どもの小学校にもいろいろな子どもが通っていますが、こんなに周りの児童や教員、地域がかかわっていけるのは素晴らしいです。もっと意識を変えたいです」、「問題のある子が次の日から学校を逃げ出さなくなったのは『まわりの子どもが変わったから』。これがすごいと思った。どんな子も、お互い助け合う気持ちを持てたらいいな、と思う」といった感想がたくさん寄せられました。
すべての子どもに、居場所のある学校を。不登校ゼロの「みんなの学校」がめざす学びの姿|生協パルシステムの情報メディア KOKOCARA