「わたしのママくらし」企画 親子にやさしい産地体験を開催

2017年11月8日

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10月29日(日)に茨城県の農事組合法人「八千代産直」を訪問する「親子にやさしい」産地ツアーを開催しました。「小さいうちに自然にふれさせたい。でも、こどもと一緒だと遠出はなかなか大変…」と考えているお母さんたちを対象に、フォロー体制をうたって企画・募集した本ツアー。当日は台風22号が接近するなどあいにくの大雨のなか、当選した10組33名の参加がありました。

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バスのなかでは「おおきなかぶ」の絵本をスタッフが朗読

産地では当初かぶの収穫体験を予定していましたが、大雨のため、生産者の山中茂さんのハウスで減農薬栽培されているミニトマトの収穫体験を行いました。ハウスに入った途端、大人も子どももパッと顔が華やぎ、参加した子どもたちからは「土や緑ってこんなにおいがするんだ」など、興奮した声が聞かれました。

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「甘い」「やわらかい」という声。ラブリーさくらという品種のミニトマト

女性生産者による手づくりごはん

その後の、昼食交流会は八千代産直の会議室で行なわれ、生産者や女性部会のみなさんによるおにぎりやけんちん汁、季節の野菜の漬け物などをいただきました。「ふだんは野菜を食べないのに」と、子どもたちがたくさん野菜を食べる姿に驚いているお母さんも見られました。昼食のあとは、産地や畑での仕事などについて学習会を行い、理解を深めました。参加者からは「農業を担いながらの子育ては家族がどう分担をしているのか」「野菜の上手な保存方法は」「今日のような台風のときの農作業は」などの、質問が寄せられ、生産者がそれぞれていねいに回答をしていました。

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生産者と一緒に食事を囲んで交流

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八千代産直事務局の坂入清史さん(左)、代表の坂入一己さん(右)

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生産者・女性部会「野菜美人」の青谷優子さん。レシピや野菜の活用法を直接聞く参加者の姿も

「お母さん、おいしいって楽しいね」

子ども3人と夫婦で参加した組合員が代表として最後にあいさつし「おもちゃがなくても楽しく過ごせている子どもたちに驚きました。収穫体験をさせていただいた際、子どもから『お母さん、おいしいって楽しいね』と言われて感じ入るものがありました。今日は『産直通信』(パルシステムのカタログ)で見かけた生産者の方にお会いできうれしかったです。産地に触れ、ますます愛着がわきました。今後も買い続けていくことで応援したいと思っています」とお礼が述べられました。終了時には、産地の直売所で買い物し、手に満杯の野菜を抱えて「八千代産直」を後にしました。

本企画を参考に、さらにブラッシュアップして、パルシステムでは今後も、小さい子どもを連れても参加しやすい産地交流・体験を企画していきます。